2012年11月26日月曜日

中盤でボールを受ける

中盤中央で後ろからボールを足元に受けてさばくイメージの時、まっすぐ下がって受けに行くと相手もプレッシャーをかけやすい。
インターセプトもねらいやすくなる。

そのプレッシャーを受けないためには、斜めに動く、角度をつけることが有効なように思う。

何に対して斜めに?

1. ピッチに対して
2. 味方パサーに対して

1は、あんまり関係ない。ピッチに対して平行や垂直に動くことの方が少ないぐらいだし、守備側からしたらボールとマークしている相手の関係で見るから特に斜めにはなっていない。

2は、なんかそんな感じもするけと、何がパサーに対して斜め、ということなのか?と問うと、あまり明確ではない。
端的に言えば、表現がよくない。

そこで、

3. パスコースに対して

としたらどうか。

パサーは言わば「点」なので、それに対して斜めということは、意味をなさない。
でも、パスコースという「線」に対してならば、斜めということがはっきりする。

パスコースに対してまっすぐではなく斜めに入ってボールを受けること。
これで、相手のプレッシャーを少しかわすとともに、自分は攻撃方向への視野を持つことができる。
180°のターンをしなくてもゴールが見えるし、受ける時のファーストタッチでボールをうまく動かせば、相手の体勢を崩すこともできてくる。
そのタッチも、角度がついている分、しやすくなる。

これは、ボールのないところでの工夫によって、ボールを受けた時に主導権を取りやすくする工夫にもなる。
見えていることと、相手に対して有利な体勢を確保すること。
その準備が一手、二手早いことで、ボールが入った時の主導権が取れてくる。

ボールを受けてからでも、テクニックやフィジカルで主導権を奪えれば、それはそれでよいのだけれど。