回る場所それぞれはそんなに遠いわけではありませんが、数がそれなりにあるのと、ホーチミン市内の渋滞にはまることもあるので、けっこう時間がかかります。
日曜日の朝だと、場合によっては2時間近くバスに揺られていくことになる子供もいます。
そこで、重松コーチは考えました。
バスの中を楽しく過ごそう。
なおかつ、サッカーに活かそう。
というわけで、バスにMacBookとサッカーのDVDを持ち込んで、上映会をすることにしました!
バスの前方にMacBookを置いて、上映してます。
画面の大きさは十分とは言えませんが…。
DVDは、今年のワールドカップの録画。
日本にいたときに録りまくっておいたのを全てベトナムに持ってきたので、一日一試合観てもしばらくもちます。
実際、短い時でも行きに前半、帰りに後半という風に、往復で一試合は見られてしまいます。
これで、乗車時間の長い子が得した気分に…?
多くの子供達は、普段サッカーの試合を見る機会が多くないようで、楽しんで見てくれています。
試合をそのまま流していることもあり、集中力が続かないで見るのをやめてしまう子もいますが…。
強制的に見せてもつまらなくなってしまうので、見るか見ないかは自由です。
なので、サッカーを見たい子は前の方の席に来たりしています。
始めたばかりの取り組みですが、今後の課題と対応について。
工夫次第で解決できそうなものもあれば、そうでないものもあります。
- 画面が小さい
- 音量が小さい
- より多くの子供に楽しんで見てもらえるような工夫が必要
- 日本代表の試合など、興味を持ちやすい素材を選ぶ
- コーチによる解説で、見るべきポイントを伝える
- 見たプレーについて子供同士でディスカッションをするような場ができたらいい
また、電源もないので、バッテリーでまかなう必要があります。
あまりに大きい物や重たいものは困難ですし、予算面での問題もクリアしなければなりません。
単純ですが、その分ちょっとした工夫で解決できる類のことではありません。
楽しんで、自然に興味を持って見てもらう工夫は、ここに挙げた意外にもあると思います。
ただ、知っている選手が出ている試合は自然と注目して見てくれます。
最初に日本代表の試合を流したときは、「本田!」「俊輔は?」など、試合を見ながら自然に声が上がっていました。
また、試合の見方を知れば、より深く味わい楽しむことができるでしょう。
これはサッカー理解につながり、プレーにも生きるので、コーチとしてはプッシュしたくなるポイントです。
ここはまさに、コーチの腕の見せ所ですね。
まだまだ十分にできていないので、腕を磨かなければなりません!
後は、その延長線上で、子供たち同士でもサッカーについて話せるようになれば素晴らしいことだと思います。
ただ、これをやるには、もっと「きちんと」した場を作らないと難しそうです。
試合を流していてもあまり興味を持てない子供たちにいきなりそこまで求められるかどうか。
年齢にもよるでしょうし、実現するためにはよりしっかりとした準備が必要でしょう。
最後に、大学の後輩に当たるコーチが、少年サッカーで映像を用いた取り組みをしていることについてブログに書いているのを見つけたので、リンクを載せておきます。
ビデオ学習|Manabuの戯言
以上、久々の「コーチ」記事でした!
スーパーゴール集とかダイジェスト版を流してみたら?
返信削除子供は分かりやすいものが好きだから、いま見てない子も興味もつかも!
>穰
返信削除コメントありがとう!
確かに、ゴール集とかがあるといいよね。
でも残念ながらこちらに持ってきていないから、日本から取り寄せるか…とか考えてたんだけど、YouTubeで見つけられることに気づきました。
コメントのおかげで、今日さっそくYouTubeで見つけた動画を流すこともできたし、よかったです☆